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全ての情報が揃うまで待たない(2)

さて、今回は前回出した問題の答えですね。


前回から、

 情報が揃ってない、考えたことがないからといって、答えられない
 わけではない。

 自分の経験や、知識、常識を活用すれば、それなりの答えを導き出す
 ことができる。

 問題なのは、「やったことがない」「考えたことがない」といって
 思考停止してしまうこと。

といったことを、言っております。

さて、前回の問題は、ある本で読んだ、日本酒に対する増税の話でした。
(以下、前回より抜粋)


役所が、第2級の日本酒が良く売れているので、第2級のお酒に対して
増税をしようということになりました。
(今の「第3のビール」と同じような話です。)

価格帯としては、第1級のお酒が2000円程度、第2級は1500円、
第3級は1000円程度、とします。

ここで、クライアントであるお酒の販売会社のコンサルタントである筆者は、
新価格(増税額)の情報を得るために、役所に必死で働きかけます。

どれくらい値上げ(増税)されるかという情報が、今後の価格戦略に
直結しているためですね。

・・・でも、必死で情報を得ようと努力したにもかかわらず、情報は
入ってきませんでした。

なぜかというと、役所でもそのころ、増税額をどうするかで
揉めていたからです。^^;


そして情報の入手がなされなかったことで、そのクライアントは
第2級のお酒の価格戦略・販売戦略で、他社に先を行かれてしまったのでした。

さて、ここで筆者は反省します。

情報がなくても、なんとかなったのではないか。。。。


さあ、どうでしょう?

皆さんも、ちょっと考えてみてください。
(ということで、今回正解発表です。)

・・・・・・・・

・・・・・・・・


正解は、

1.いくら増税するといっても、第1級のお酒より高くするわけにはいかない。
  したがって、どれだけ増税しても、1750円位であろう。
  (それ以上高くすると、2000円の第1級を買ったほうが良いですからね。)

2.いくら増税しないといっても、増税額が小さくては増税効果がない。
  したがって、最低100円は値上げするであろう。
  つまり、1600円である。

したがって、1、2より、新価格は、1600円〜1750円の間であることが
予想される。

とすると、


新価格が、1600円の場合と、1750円の場合の2パターンくらいの
対応策を考えておけばよい。

となります。
(場合によっては、1600円と1750円の中間の、1675円位についても
 第3パターンとして考えておいてもいいでしょう。)


役所から情報を得なくても、増税は、所詮この150円くらいの幅に収まる
ことは、論理的に考えれば導き出せた。


情報入手に力を入れすぎて、情報入手後の活用(戦略へどう生かすか)という
思考を怠っていた、ということに筆者は、いたく反省するのです。


いかがでしょうか?

結構上級のスキルになるのですが、皆さんも、情報がないからといって、
思考が停止してしまったりすることはないですか?

うまく頭を使えば、情報が揃ってなくても、それなりの答えを導き出すことも
できるんですね。

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